毒娘 コメント

小さなほころびと違和感がどんどんと大きくなって行く様をどこか高揚しながら見てしまう背徳感。
たまりませんでした。怖かった。鋏の音が耳から離れません。

山田杏奈(女優)

毒娘の赤いビジュアルと、独特なハンドサインが強烈なインパクトで目に焼き付けられ、網膜から消えません。
「家」に執着する少女「ちーちゃん」の話をまだまだ観たいと思いました。

伊藤潤二(漫画家「富江」)

押見修造(漫画家)が、実写映画のキャラデザをやる??
なるほど〜、押見色を中心に、キャラクター達の人間模様がヒリヒリしてきて、内藤映画になっている・・・!

山本英夫(漫画家「ホムンクルス」)

開いて閉じる裁ち鋏、狂気の中に潜む妖艶。ちーちゃんの存在に気が付けば魅了される!コーラのぶっ飛び方も必見だ!!

押切蓮介(漫画家「ミスミソウ」)

赤い女のショッキングな登場にはじまり居心地の悪い家族の呪いを通過。
そして目も覚めるような真っ赤っ赤な青春劇に!強烈!

かいばしら(俳優/YouTuber)

とんでもない怪作が現れた。
家族の歪みをこれ以上ないほど生々しく描き出す。これは毒をもって毒を制すどころの話しじゃない。劇物と劇物が激突する壮絶な家族ドラマだ。

人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

天才内藤瑛亮がまたやった...新しいジャンルを発明した...
暴力と加虐の連鎖がこれ迄に誰も観た事のない地平に連れて行く...
血の色に染まった少女「ちーちゃん」は大きなハサミで肉と骨とそして欺瞞を切り刻む。蟲の死骸に塗れたケーキとコーラの日々、辿り着く先に待つ安寧は地獄の沙汰か安らぎか、自分の眼で見極めて欲しい。

末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)

いろいろ歪(イビツ)だ……内藤&松久両氏の真骨頂なのか……。世の無常を感じるほど、まともな人は出て来ない。てか、まともって何だろ?
ちーちゃんこそ無邪気でまともに見えてくるのは人の世が生み出した姿無き何たるか?…だから…?
出産、子育て、穏やかな家庭……育む事全てが怖くなる。

清水崇(映画監督)

毒薬変じて薬となるとはよくいったものだ。怪しく奇しく人の心を支配する”ちーちゃん”。彼女は崩壊をもたらす毒なのか?解放をもたらす薬なのか?
『毒娘』は血のかわりに”何か” をぶちまけ、世界を破壊する内藤監督の原点回帰作品だ。

氏家譲寿(ナマニク)(映画評論家)
BG